その恋の次第

「永遠の新規」になる、よろこび。

英語勉強し直せって淳太くんが言うので~"TAMER"で義務教育をおさらい~

べ、別に辞書とか引かんでもちらっと読んだだけで全然意味わかったし!!!!!と、なにわぶ誌を読みながら淳太くんにムダに意地を張ってしまうなか、同時に、でも勘違いしてたら超カッコ悪いな。と、なんだか素直にもなってしまったので、とっくにいいオトナになってますが"TAMER"を使って、英文法をおさらいしていきますよ。

文法の内容的には、おそらく中3の高校受験生向け*1ぐらいかなと思います。内容はなかなかこんがらがりセクシーで中3にわかっちゃっていいのかな?感は否めませんけど。

 

  • そもそも、"TAMER"という単語について

Tamerという単語は名詞として「調教師」という意味がありますが、元になった単語があります。それはTameという動詞です。Tamerも、Prayer, Runnerと同じように、元にある動詞に-erをつける*2ことで、~をする人、という意味をつけているんですね。なので、淳太くんのおかげで、Tameという元の動詞もセットで覚えられてラッキーなわけです。それどころか、この動詞から派生したさまざまな言葉も一気に覚えられちゃいます。

Tameという動詞は、他動詞*3で、「飼いならす」「服従させる」という意味を持ちます。まったく同じスペルで形容詞の意味もあり、そちらは「飼いならされた」「従順な」「無気力」「つまらない」というような意味があります。-er形で比較級、-est形で最上級にすることで、それぞれ「落ち着いてきた」「もっとも落ち着いた」のように使うこともできます。

また、形容詞の後ろに-lyを付けると大体副詞にすることができる法則から、Tamelyという副詞もあります。意味は「飼いならされた状態で」。例文を作ってみると、We fall in love with him tamelyで「私たちは誘われるがままおとなしく彼にオチた」みたいな感じでしょうか。この曲を聴いたらもうそうなってしまいますね。私たちが淳太くんに向ける動作にすべてTamelyがつくでしょう!

 

タイトルで一盛り上がりしたところで、それでは、歌詞にいってみましょう!

 

燃える Fire ring  唸る Something roars

The beast looks crazy in my amazing show

(火の輪が燃え盛り、何か得体のしれないものが唸り声を轟かす ボクの素晴らしいショーで獣が狂い踊っている)

Something roars - Somethingは三人称単数なので、続く動詞には-sを付けましょう。鳴いている獣が一匹じゃないとしても、なんだかわからないもの、というくくりで一つ、ってまとめられて表現されるのがたいがいです。Roarは吠えるという意味、有名なKaty Perryの曲もありますね。

The beast looks crazy in my amazing show -「主語 + look+状態(形容詞)」、意味は「(主語)が(状態)そうに見える」ですが、ちゃちゃっと「(主語)が(状態)してる・してそう・みたい」でオッケーです。なので「獣が狂ってるね」くらいでオッケー!

早くおいで Girl ここは Wonderland

Now forget all and let me drive your mind

(早くおいで、いい子だから、ここはワンダーランドだよ ほら今、全て忘れて頭の中をボクに任せてみなよ)

let me drive your mind - きましたLet、使役動詞としても有名ですが、今回はさらっとそのままの意味で使います。

Letには「許す」という意味が主で、このように命令形*4として、「Let + me + 動作(動詞の原形) + 人・もの(名詞)」と書くことにより、「(人・もの)に(動作)させてよ」という意味に。たとえば、Let me drive your carだと、あなたの車運転させてよ!に。

また、「Let + me + 動作(動詞の原形)・もしくは状態(形容詞)」だと、「私を(動作・状態に)させて」という風に使います。よく聞くのが、Let me go!(ほっといてよ!構わないでよ!)。この歌詞だと「君の頭の中を俺に任せて」。

甘く Open your heart 徐々に Lose control
とまらない Heartbeat まだ欲しいの? NO
You'd better to start running
Cuz I このままじゃ心からキミを Kill

(甘く、ほら心を開かせれば、徐々に理性は利かなくなって、鼓動はうるさく止まらなくて、まだ欲しいの? おあずけだよ。逃げ出さなくてもいいの?だって、このままじゃボク、心からキミを殺してしまいそうなんだ)

You'd better to start ~  - 省略しないで書くと、You had better to startとなります。登場しました「主語 + had + better + 行動(動詞の原形)」が。えっと、ホントは、toがなくても大丈夫なんです。というか、toがあるのは誤用…だけどそんなこまっけぇことはいいんだよね!だって淳太くんかっけーし!

「had better」は、いわゆる助動詞です。意味は「~するべき」です。同じ意味を持つ助動詞はほかにも二つほどありますよね。「should」と「ought to」です。その三つの使い分けはと言いますと、「should」と「ought to」はほぼ同じニュアンスです。「~した方がいいんじゃない?知らんけど、いいじゃんやっといたら?」という感じです。ですが、「had better」は違います。上から目線のニュアンスが入ります。「~しといた方がいいと思うけど?え、だって、できないんでしょ?やばいじゃん。しろよ(笑)」ぐらいの差がありますね。なので、この歌詞の場合にはぴったりだと言えましょう。目上の人には使っちゃだめだよ。

そして、助動詞なので否定は、「should not」のように後ろにnotが来ますよ。「had better not」になりますよ。なんでかこれだけこんがらがることもあるので、お気を付けを。

start running - 動詞のあとにまた動詞を置きたいときは、形を変えなくちゃいけない!鉄則なわけですが、それには二つのやり方があるんです。

それは「(動詞)-ing」か、「to (動詞の原形)」かです。基本的にどっちを使っても意味は通じる…と思いきや、前にある動詞によっては、 意味がまったく変わってしまいます。よくある例が、「stop smoking」と「stop to smoke」です。これは訳すると「タバコを吸うのを止める」と「タバコを吸おうと立ち止まる」、ここまで意味が変わってしまうんです。基本的に「(動詞)-ing」は過去のことを、「to (動詞の原形)」は未来のことをさしているという違いがあります。先ほどの例を使うと「タバコを吸うのを止める=昔タバコを吸っていたことをやめる」、「タバコを吸おうと立ち止まる=これからタバコを吸うために立ち止まる」ということに。

今回のstartは、変わらない単語として言われていますが、厳密にいうと意味が変わります。「走りはじめなくていいの?」→「もう走りはじめているべき」、という過去の意味をとるので、「-ing」形がまさにぴったり*5だと言えますね。

 Cuz - Becauseを略してます。テストで使わないで。

hey bro, time to hunt!
またひとり Came up to our show tonight
狙え すべて捕えろ 出来た子には褒美をGive ya!!
Hey, girl time to fall
脱け出せぬ檻の中へ Tonight
Don't be scared. Come here...
Cuz I'm your TAMER

(ほらお前ら!狩りの時間だ、またひとり今夜もショーにつられてやってきた。狙え、すべて捕えろ、出来た子にはご褒美をやるよ。いい子ちゃん、もうオチる時間だよ。脱けだせない檻の中へ、今夜。怖がることなんてないだろ、おいで。ボクはキミの調教師なんだから)

bro - Brotherを略してます。テストではダメよ。
time to hunt, time to fall - 「time to 行動(動詞の原形)」で、「(ちょうど・もう)行動する時間」という意味になります。ついでに、「もうすぐ粉モンクエスト(名詞)がはじまる(動詞)時間だよ!」という場合は、「Time for KONAMON QUEST to start!」となります。名詞が先で、後ろに来るものが名詞の時はtoではなくforを使います!ご注意!
Don't be scared - 「scared」は「scare」という動詞の過去分詞形で、形容詞として使われることが多いですが、少し特殊なところがあります。

仲間には歌詞中にも出てくる「amaze」や「interest」「suprise」「excite」がありますが、いったい何が特殊かと言うと、過去分詞形にすると、多くの単語は受動的な意味に変わりますが、これらは逆で、能動的な意味になるのです。それは、元々の単語の意味が受動的であるからなんです。

一番わかりやすいのが「surprise」です、日常でも言う「サプライズプレゼント」は「(相手を)驚かせるプレゼント」であって「(相手に)驚くプレゼント」じゃないですよね?過去分詞が受動の意、現在分詞が能動の意になるところを、元の動詞が受動的な意味である単語は、逆になるのです。

さっきの歌詞に出てきた「amaze」だと、「amazing show」は素晴らしいショー、つまり感激させるショーというように、-ing形で現在分詞なのに、「させる」という受動的な意味を持つのです。逆に、感激した!という能動的な意味を持たせるときには、I'm amazed by you!(あなたにびっくりしたよ!)とうように、-ed形の過去分詞にしなくてはならないんですね。これ、やればやるほどこんがらがるので、熟語的に覚えるのが、一番楽です!(投げやり)

照らす Hot spot lights 踊る Clouds of dust
The audience looks crazy in my amazing show

(照らす熱気のすごいスポットライトの下で踊るたくさんの埃、観客たちもボクのショーを見てどんどん狂っていく)

Clouds of dust - 「A(名詞) of B(名詞)」はバッサリ直訳すると「BのA」という意味です。わかりやすいのが「Pirates of the Caribbean」、「カリブの海賊」ですね。でも今回は「たくさんの埃」…あれ? 逆じゃない?となりますよね。

今回の「Clouds」は量を意味しています。例外というか、言語の基本的な違いなんですが、たとえば「一リットルの涙」を英語にすると「a liter of tears」になるように、英語だと、先に来るのは「量」なんですよ。「one of ~」もそうですよね。そんな風に、例外的に訳さなきゃいけないこともあるんですね。

魅了する My beasts 弄ぶ Yellow whip
Don't forget, I run a tight ship, so beware good girl

(魅了するボクの獣たちを弄ぶのは黄金色の鞭、忘れないで、ボクのお仕置きはとっても痛いよ?いい子ちゃんは気をつけな)

I run a tight ship - いわゆるイディオム。ことわざですね。「厳しく監督下に置く」という意味です。
so beware good girl - 「so」にはたくさんの用法がありますが、このように分をつないでいる役割をしているような場合は「だから」「そして」「なので」のような順接の意味を持ちます。「beware」は「注意!」の意味。海外旅行で見かけたら気を付けてほしい単語です。

甘く Open your heart 徐々にLose control
とまらないHeartbeat まだ欲しいの?NO...
You'd better to start running
Cuz You このままじゃ心までボクの Slave

Hey bro, time to hunt!
またひとりCame up to our show tonight
掴め 二度と離すな 出来た子には褒美をGive ya!!
Hey girl, time to fall!
ボクの支配する檻へTonight
Don't you know? You're mine...
Can't escape
Say your prayers!!

(甘く、ほら心を開かせれば、徐々に理性は利かなくなって、鼓動はうるさく止まらなくて、まだ欲しいの? おあずけだよ。逃げ出さなくてもいいの?だって、キミ、このままじゃ心までボクの奴隷になるよ? ほらお前ら!狩りの時間だ、またひとり今夜もショーにつられてやってきた。掴め、二度と離すな、出来た子にはご褒美をやるよ。いい子ちゃん、もうオチる時間だよ。ボクの支配する檻へ、今夜。知らないの? もうキミはボクのものだって。逃げられると思った? せいぜい神頼みでもしてなよ)

ya - youの略。テストで書くと調子乗ってると思われるよ。
Don't you know? - これ、どう答えるんだっけ?と一瞬なる質問形式をおさらいしましょう。「Do you know?(知ってる?)」の場合、知っていたら「Yes, I know.(うん知ってるよ)」知らなければ「No, I don't know.(いや知らないな)」これが普通です。それでは「Don't you know?(知らないの?)」ではというと、知っていたら「Yes, I know.(いや知ってる)」知らなければ「No, I don't know.(うん知らない)」そのまんまなんですね。

これまた、日本語と英語の違いというやつで、日本語のはい、いいえは、相手の問いかけてくるものに対する使い分けなんですが、英語は、そのあとに続くのが肯定文なのか、否定文なのかによって、「Yes」を使うのか、「No」を使うのか、分かれるんです!
Say your prayers!! - これはイディオムというか…スラングというやつですね。「prayers」というのは「お祈りのことば」なので、それでも言ってろ!ってことで、「このあとどうなるかわかってんだろ?何も抵抗できないだろうから今のうちにお祈りでもしときな」というか、まあ「覚悟しとけ」ってことですね。

(しばらく歌詞に特に言うことがないので省略)

底なしの闇へ
I'm gonna take it all into my world tonight

(底なしの闇へ、今宵すべてをボクの世界にひきずりこんでやる)

I'm gonna take it all into my world tonight - 「be動詞 + gonna + 動詞の原形」=「be動詞 + going to + 動詞の原形」です。学校のテストでは使わないけど、普段はよく使います。

 

…これ以降の歌詞に特に言うことが思いつきせんでした(怠慢)。だって繰り返しなんでね!ね!というわけで、いかがでしたでしょうか。2連続で受験生応援企画でしたね。クリスマスもお正月も返上で頑張るYOUたち最高だよ!ジャニーズWESTの新しいアルバム「ラッキィィィィィィィ7」聴いてがんばりましょうね!私も頑張る!いい大人だけど!

淳太くんが世の学生(そしていい大人)の英語力向上のためにどんどん英語の歌書いてくれますように!

 

  

*1:その年代の子がはてなを読むのかは不明。よって誰得なのでしょうか。淳太くんの言うとおり、英語習いたての子には厳しいですよね。

*2:ここのルールについても一応。Tameのように、最後に元からeのあるものは-rだけを後ろにつけます。また、Runnerなど、最後のアルファベットを重ねてから-erをつける法則については、一応定義がありますが、なんとも説明しにくい。発音の感覚を意識するとなんとなく見分けられますが、その法則の単語をおぼえちゃった方が確実に早いです。-ing形や、-ed形にも応用できるので。

*3:自動詞、他動詞の見分け方は、自分一人だけでもすることのできる動作と、相手やものが用意されていないとできない動作の違いです。たとえば、Eat, Drink, Make, Buyなど、食べるもの、飲むもの、作るもの、買うものがなければ文章が成立しないのです。でも、Walk, Swim, Go, Runだって、行く場所がなきゃ!となるかもしれませんが、単語の意味を覚えたころを思い出すとあっさり解決します。Eatは、~を食べる、Drinkは~を飲む、と覚えたと思いますが、Walkは歩く、Swimは泳ぐ、としか習っていないんです。ホントか?!と思う人は辞書を引いてみてくださいね。それに気づいたとき、考えていた時間はなんだったんだ…と思うかも。

*4:その動作をする主語を前に置かないで、動詞を一番最初に置く形。

*5:でも、had better toにしているのでtoにするとくどいからというのが真実だと思います。