その恋の次第

「永遠の新規」になる、よろこび。

もうすぐ就活解禁なので〜ジャニーズWESTさんで就活〜


もうすぐ就活解禁なので!軽率に時事に乗っかっていくミーハーです。
ジャニーズWESTさんって、どことなく社会にいそうな感じの人が多いなと思っています。だからきっとこんな感じでいる気がします。もはや就活あるあるな気もします。

 

中間さん

OB訪問という建前だけど、本当のところはリクルーター面接だぞと大学側に脅されながら、会うことになった先輩が、中間さん。しかも、そこが今のところ一番行きたい企業だったりして。

大学に脅されたもののリクルーター面接とはなんぞやとググってみたらゲッとなる... まだエントリーもしてないのに(というかエントリーはじまってもないのに)実質選考とはなんぞや?!まだ就活はじめたばっかりで何にもわかってないしスーツも買ったばっかで着慣れてないし、いくら同じ大学のOB、いくら人事じゃない採用権限のない人だとはいえ、実質選考なんでしょ?!とりあえず熱意は伝えねば、と質問のメモはたくさん作ってきた。あーあー敬語ミスらないようにしないと... とひたすらに緊張。

待ち合わせの時間よりも早めに着きすぎてしまい、しばらく時間をつぶしたあと、10分前くらいに声をかけると、中間はただ今席を外しておりますのでもう少々こちらでお待ちください、と言われたりして...
周り、働いてる大人ばっかりだよ!一人ポツンとテーブルで待って、周りの視線が痛い。笑顔を心がけつつ、背筋ピーンを心がけつつ... 予定の時間を過ぎた気がする... 時計をチラ見する。やっぱり社会人って忙しいんだなあ、と頭の悪い感想を抱いていると、こちらに向かって小走りで駆け寄ってくる人影が。

 

「すいません!お待たせしました!」
慌てて立ち上がってこちらもお辞儀お辞儀お辞儀!ワー!OBの人が来た!

濃いグレーでちょっとストライプの入ったピシッとしたスーツでネクタイがなんかちょっと派手... ギラギラした紫... 成金?アバンギャルド?まあそれはさておきやっぱりきれいめな人がこういうリクルーターとかになるんやなあ!えー匂いするし!

「〇〇さんですよね?はじめまして、中間です。本日はよろしくお願いします。遅れてしまってすいません、じゃあまず、少し職場見学しましょうか」
今自分はどんな仕事をしているのか、それは会社の中でどういう役割を担っているのか、を話しつつ、会社に入ったらまずはこういう仕事からはじめて〜という、就活はじめたての学生には一番実感のわかない実際のお仕事内容をきっちり説明して下さる中間さん。
「これ僕の同期の。彼も同じ大学なんやけど、なんでかリクルーターなられへんかったな〜?女子大生ウケ悪そやもんな(笑)」
緊張しまくってるのを察して、笑いも交えてくれる。優しいなあ〜。実際に、どういう会社なのか雰囲気もわかるし... 説明上手〜と感心。


「よし、大体説明したかな!今からひとつ課題出します。さっき今やってる仕事の内容を説明したけど、もうちょっとこここうしたらええのにな〜って思うところを見つけて、まとめといて下さい。僕今から退社の準備してくるんで、出口のところに20分後までに待っといて下さい!」
突然の課題?!?!!!!となりつつも出口あたりでソワソワ待って、課題を反復してると、生地の良いコート羽織って高そうなバッグ持った中間さんが登場。ちょっといかついけどかっこええなあ。ええとこの社会人って感じ。
「お待たせしました〜。課題考えた?なんかまためっちゃ緊張してへん?(笑)まあそうなるよな〜、よしどっか入ろか」
近くのカフェへ。リク面ってそういうもんらしい。
「何飲む?あ、当たり前やけど俺が出すから大丈夫よ。」
有り難く奢っていただいて、対面席へ。
ブラックコーヒーをすする大人な社会人におお〜!っと思いながらも、どのタイミングでミルクティーをすすればいいのかわからずもたもたしていると、「気にせんで飲んでええよ〜そんなんで採用不採用ならへんし、オレ人事ちゃうし」と声をかけてくれる。そこから課題への答え、など話してるうちに質問コーナーへ。志望動機はなんでしたか?などに丁寧に答えてくれる中間さん。


「〇〇さんの志望動機はなんなん?」
切々と答えていくと、うんうん真剣に聞いてくれる中間さん。
「わ〜。めっちゃちゃんと考えてるやん!すごいで、そういう観点で入社したいって思う人、あんまおらんと思う。ちゃんとしてるやんほんま!」
え、めっちゃ褒めてくれる!優しい!
「いや〜、〇〇さんには受かってほしいわ。なんか、最初めっちゃ大人しい人やなって思ってたけど、なんで自分がこの会社に入りたいか以上に、今後どうしていきたいかまでちゃんと考えてるし。俺にできることあれば協力するから言うてな、ESの添削とか。まあ、リク面に呼ばれる子は大体ES通るけどな!(笑)上にもちゃんと報告しとくから安心してな。しっかり考えてた学生やったってさ」
「まあ緊張するよな〜、でもその内慣れるし、そんだけちゃんと考えとったら、自信持ってええから!」とめっちゃ励ましてくれる中間さん。とにかく真摯で、誠実で頼り甲斐のあるOB兼リクルーター中間さん。惚れるかと思う。

ホクホクした気持ちで帰宅。
そのあとメールのやり取りもこなしてくれる、親身に。内定いただけましたメールすると、入社したらご飯行きましょうね、改めて先輩と後輩としてよろしくお願いします、と返信してくれてニヤニヤ。

 

濵田さん

就職課でいつも相談乗ってくれる(相談は予約制)、濵田さん。たまたま2年の後半で進路確認の時の面談を担当してくれてからはいつも濵田さんを指名してる。
いつも上着は席にかけっぱなし。ワイシャツでネクタイちょっとゆるめ。冬でも両袖まくる。就職課の外から濵田さ〜んって呼ぶとめっちゃ眉間にシワ寄せて「ん?」って顔したあと「あ〇〇さんやん!」目悪いの?というとそうでもない。「近いところと遠いところ見る切り替えがななんかスムーズに行かへんねん」なんかマサイ族の老眼っぽい。「また来たんか〜!」ってニコニコそばに来てくれる。


リク面行ったんですよ〜なんて報告すると。
「いや〜そうやろな〜〇〇さんちゃんとしてるなぁておれも思う。やってさなんやかんや喋れるやん〜やからしょーみアドバイスすることないねん」
いやそんなテキトーなこと言わんでくださいよ、ってこちら側は必死。
「でも行きたい業界も、ゆーたら会社も絞れてるやん。もうほんま言うことないねんけど。なんで相談しにきてんの?って感じやで」
とは言いつつ、就活の不安?不満?をグチグチ言ってるのを聞いてくれる濵田さん。本当は面接練習でしか面談は2コマ連続予約できないのに、なぜか特例で許してくれる濵田さん。ただのスクールカウンセラー。めっちゃ笑顔で話聞いてくれる。
行った説明会の愚痴とか。セミナーでグループ課題やった時の愚痴とか。時々、志望動機の添削とか。そしてこっそり企業の採用裏話とか。
「こないだリク面行ったとこ、うちの大学やとES全通やから大丈夫やねんて」
添削してもらった意味!!!!!!ないやんけ!!!!!!
「1つESの文章作っといたら使いまわせるところは使いまわせるからちょうどええやん」でもあんまり使いまわしたくないじゃないですか、こいつ使いまわしとんなってバレますやん読んだら。
「真面目やな〜!(笑)まあ、みんな使いまわしてるからな。あえての差別化やな。まあ就職課としては〇〇さんのその考え方を推します。意識高いで!よっ!意識高い系!」


普段はそうでもないのに、濵田さんの前ではなんとなく気弱なことをよぼよぼ言ってしまう。就活なんてはじめてだらけで色んな衝撃があったり、グループディスカッションで「あ?この人協力する気ないな?」っていう協調性のキどころかカ行からはじまることも知らんようなやつがいたり。ウダウダそういうのほんまにムリじゃないすか〜?とくよくよしても、常にめっちゃヨイショしてくれる。

しかし、とうとう次は最終面接って時の面談で。

「ていうか、受かるやろ。受かるやん。何を不安に思ってんねん。わからんわほんま、こんなにしゃべりくさっとんのに(笑)!何が自信ないねん!いけるやろ!」
え、ノリ軽う?!という激励。
「やっていける思うねんからしゃあないやん!(笑)いける!頑張れ!次来た時はドヤ顔で内定もらいましたって言いに来いよ!粗品用意して待っとるから!あくまで粗品やけど!言ってしまうと文房具やけど!」
いやそんなんほんまいらないっす!って笑いながら頑張ろうって気持ちにさせてくれる濵田さん。本当にいい人すぎて、就職課やったらこの人に相談したほうがいいよ!って周りにオススメしまくってしまう。どんなに忙しくても面談中でも前通った時にアイコンタクトするとニコーって笑ってくれる。


そして内定いただけました!の報告しに本当にこれでもかというほどのドヤ顔で就職課に向かう。濵田さん!って言うとおお!ってニヤニヤしながらやってきて。
「あれやろ〜?あれやな。言わんでもわかるで。ええ顔しとるやんけ。え?そうやんな。なあ。え?このこのぉ?!持ってけドロボー!」
差し出されるけっこうな量の粗品。でも全部なんかようわからん大学のファイル。わ〜いらね〜!いらないです!
「しゃないなぁじゃあこれもやるわ。ボールペンやろ〜、手帳やろ〜」
手帳、来年のなんとかナビのやつじゃないすか!いつまで就活生やらせるんじゃ!
「しゃあないやん!これしかないねんもん!でもほんまにおめでとう〜。受かるって思っとったからなんも意外やないし、もはやおめでとうでもないわ。それは嘘やけど。言いすぎやな。ほんまおめでとう〜」
「今度就活レポートみたいなん書いてもらうかもしれんねんけど、そしたら粗品ちゃうくて現金出るから楽しみにしといて!」
ほんまにおめでとうな〜ってブンブン手振ってくれる濵田さん。最高の就職課。アドバイスというか、励ましの神、そんな濵田さん。

 

桐山さん

第一志望の会社の人事、桐山さん。人事室の中では一番下っ端なので、就活生と一番関わる?触れ合う?位置にいる人事。連絡のメールや電話は桐山さんが担当だし、説明会やら質問会やら面接やらグループディスカッションやらで会う回数も多く、必然的に打ち解けるけど、特に打ち解けやすい雰囲気をめっちゃ作ってくれる人事。

ていうか、笑顔がよすぎる。感じがよすぎる。心を開いてしまう。こんな不安な気持ちの時に満開の笑顔されたら、ここオアシスかな?と誤解してしまう。というか、実際にオアシスです。みずみずしい。


説明会の日がなんと大雨で、みんな着慣れてないスーツびっしょびしょになりそうになりながら来た日には、「ほんまに来てくれてありがとう〜、大変やったよな。電車も止まってたんやろ?やのに来てくださった皆さんのためになるような説明会になるよう僕らも頑張るので、ほんまみなさんもできるだけ緊張せず、質問したいこととかあったらちょうどええチャンスやしバッチリ聞いて帰ってな!」と八の字眉ばりっばりで言ってくれる。遅れて来てしまった子にも「電車やろ?大変やったよね?ほんまに来てくれてありがとう、遅れたとか気にしないで大丈夫やからあそこ座ってね」と対応してるのを横目で見て、いい人〜!

説明会で、先輩社員との座談会の時に、現れた先輩社員と明らかに仲よさそうでニコニコしてる桐山さん。「お前も偉くなったもんやな、お前が就活生にあれこれ言っとるとかほんまにおもろいわ」「なんでっすか!ちゃんと仕事してるんすよ僕!(笑)一応人事なんやから怖く思われちゃう立場なんすよ!」「いやぁそんな顔して何が怖く思われちゃう!やねん。思わへんわそんな顔」「そんな顔そんな顔ばっか言わんでもらっていいすか?!(笑)」
人間関係を自然に大事にできる会社の雰囲気なのかな〜って好感を持つやつです(でもこれ持たないパターンもありますよね。あくまで自然でニコニコで、あと桐山さんの雰囲気もあってよく感じるというミラクルですね)。

そのうち集団面接の日がやってくる。緊張して集合場所に来るとニコニコの桐山さん。紺のスーツで薄いストライプのシャツに、青と白のネクタイ。爽やか!
「こんにちは〜!人事の桐山です〜。わ〜みんな緊張しとるね。わかるで、僕もみんなの緊張しとるところ見てたら、自分の面接思い出してまた緊張してきたもん(笑)でも大丈夫やで!面接の時に、まあ真ん中に偉い人がおんねんけど、僕その隣におるからさ、みんなの話ものすごい聞いとく。笑顔で聞いとくから、わ〜緊張する〜!って思ったら僕見てな。ちゃんと話聞いてるから!味方やで!大丈夫!素直に言いたかったこと言えれば大丈夫やからな〜!」

終わったあとに「緊張した?」って聞かれてしました〜って言うと。
「これ、さまぁ〜ずの三村さんが言っててんけどな、緊張するのは、自分の持っている以上の実力を出そうとするから、120パーセント出そうって思うから緊張すんねやって。やから、80パーセントくらいでええわ、ありのままの自分で行こ、くらいの気持ちやと緊張せんで済むんやって。てことは、緊張したってことは、みんな頑張ったんやな〜!でもきちんと相手にさ、伝わることが大事やから、緊張してしまって何パーセント伝わるかわからんより、緊張せず80パーセント伝える方がええと思わん?そもそも面接なんて短い時間でそう自分のことなんか伝わらんやん?やから、80パーセントでええんよ。次の時はそれくらいの気持ちで、リラックスしてな!みんなのこと脅かすために面接してる訳ちゃうからさ!みんながどんな人か知りたくてやっとるから!な!きょうはゆっくり休んで、また会いましょう〜。本日はありがとうございました〜」
と名演説をぶっ放してくれる。みんなほ〜そ〜なんや〜って普通に感銘。三村が言ってたならそうやな。うんうん。

そして家に帰ってパソコンのメールを見てみると本日はありがとうございました〜メールがきててめちゃめちゃマメ!と思う。

 

個人面接の時に、たまたま来るのが早くて前のグループの人と鉢合わせしてそこに桐山さんがいた時に、「あ〜〇〇さんやん!来るの早いな!というか髪切った?ええな〜ちょっと横の席座って待っててな!」とサラっとなんの資料も見ずに名前言ってくれるし変化にも気づくし、あっこの人気ぃつかい!と実感する。
そして集められたグループの中でも面接の順番が最後で、桐山さんと待機室で二人きりになった時。
「〇〇さんさ〜、他の企業とか受けたりしてるん?あっ、別にこれ上の人に報告したりせんから素直に言うてな。別に無理くりうちが第一志望ですみたいなこと言わんでええから(笑)!」
「え!うちがほんまに第一?嬉しいなぁ〜。でもな、こうやって色んな企業を並行して見れる、受けれる機会なんてもうないから、色んなところ見て、受けてきてな。そんで後悔せんところ入ってな。それが一番大事やから。もちろんうちに来てほしいねんけど、結局はみんなの人生決めることやからさ〜よく考えてな!」
アツい!!!アツいこと言ってくれる!!!

最終面接の前も。
「いや〜とうとう最終やな。大丈夫?緊張してるやろ。でもほんまに前と同じこと言えば平気やから。面接って、はじめに言ったことを偉い人にどんどん確認とっていくだけやねん。求められてるのはほんまにはじめに言ったことやから。別に最終やからすごい話言わなあかんみたいなことないから!」
建設的なアドバイスをくれるステキな人事、桐山さん。

内定の電話も「〇〇さん... おめでとう!内々定です!おめでとうございます!」やったーーーー!!!!!!って言うと「わっそんな喜んでくれるん?(笑)テンション合わせてくれてありがとう(笑)」ってちょっとクスッとしてくれる桐山さん。

そのあと顔合わせとか色んなところで会うたびにニコニコ話しかけてくれる桐山さん。社会人って感じいいなあ、ああいうふうになりたいなも思わせてくれる桐山さんです。ちょっとアツすぎるけど。

 

重岡くん

グループセミナーで一緒になった重岡くん。自己紹介でヘラヘラ笑うので、なんかちょっと変なテンションでふざける感じの子かな〜と思っていたら、ちゃんと真面目に進めるタイプで。同じグループに、厄介なヤツがいて(ある程度進んだ議論の腰を全て折っていく癖に新しい意見は出さない)、その人に明らか戸惑ってたり。「でもさ、時間内に結論出さなダメやんか?みんながみんな、そうやんな〜って思える結果とかないし。ある程度目つぶっていかんと話にならんからさ」って笑顔で言ってるけどちょっとキレてる?重岡くん。あ〜いい子やな。
メモめちゃくちゃ真剣にとってるけど、字は汚いな。ネクタイはえんじ色。
帰り際、エレベーター乗るタイミングが一緒だったのでなんとなく雑談。どこの大学?とかたわいもない話。帰りの駅も一緒で、路線も被ってたので就活進んでる?もう面接した?同じ業界の企業受けてる?って話をして、じゃあここで降りるからバイバイ〜お互い頑張ろうな〜とか、あっさり別れたら。


一、二週間後、同じ業界の違う会社の説明会に行ったら、隣の席に座ってきたのがなんと重岡くん。
あ!って気づいて重岡くんの方見たら向こうがなに?って怪訝な顔したあと「あ!あのセミナーおった子やんな!ウワびっくりした!隣になるなんてことあるんやな」
「いやこないだのセミナーのやつ、あいつや、あいつほんまやなヤツやったよな。話一個も進まれへんやん文句ばっか言うてさ〜。別にほんまに今すぐ使えるアイディアを出してほしいから課題出されてる訳ちゃうやんか。議論できるか見られてるだけやのに〜」
ほんまそれ〜。思い出しギレする重岡くんに納得。
「みんなで受かろな?みたいなマインドなさすぎやろ!そんな足引っ張ったら自分も落ちるしみんなも落ちるやん!なんなんやろ?サクラか?サクラとして雇われたんかあいつ?!話をややこしゅうするサクラか?!」
いやめっちゃ言うな!
「いやほんまに思っててん。セミナーやからいいけど、本番でおったら手強いよな〜って(笑)社会って厳しいな〜」
いやまとめ雑!そんな会話をしていたら説明会がはじまって、各自真面目に話を聞き終わり、帰るときに自然と一緒に帰る流れになる。


なんでこの業界志望したの?とか前よりちょっと深い話題になり、お互いにそうなんや〜と納得し合う。もうお互いにお互いが受かってほしいな〜という平和な気持ちに。
「でもほんま志望業界被ってるよな〜。どっちも受かったらええな〜。同じ企業でもおもろいけどライバル企業にいてもおもろくない?」とニコニコする重岡くん。まだ本命の面接始まってないので妄想し放題の我々。
「こんなに業界被ってる子俺周りにおらんからさ、情報交換せえへん?LINE交換しよ〜」でLINEを交換して、次どこの説明会いつ行く〜?とかの日にちを合わせてみたりして、仲良くなる。「〇〇の一次いつにした?ほんま?俺もその時間にしようかな〜」

お互いの受かった!落ちた!に喜びあったり、やっぱり学歴フィルターってあるんや〜って落ち込んだり(笑)、たまには息抜きした方がいいとお互い励ましたり、二人とも映画好きやし映画見に行こうか!ってなって映画見に行くことになったり。

「言うてさ、俺最近息抜きしかしてへんわ。なんもしてへん。ちょうど今説明会と選考の狭間やん(笑)やからバイトとかしてもうてる普通に。ええんかなこんなんで」
アクションとかサスペンスとかでもない、ちょっと男子こんなん見るんかな?って映画(例えるならばリメイクしたアニー)に興味があるっぽい重岡くん。バイトは映画館らしい。
「友だちとまあ、観に行かへんことはないけど、やっぱり男はアクション〜バキュンバキュン〜みたいなんが好きっちゅうか楽やし?(笑)誘いにくいねんな〜そこに〇〇ちゃんがこれ見たいって言うからちょうどええなって」
二人で楽しく映画を見て、変に感想を言いあわなくては!みたいな空気感もなくて楽で。
「は〜おもろかったな!サクサク見れたな!」ニッコーとする重岡くん。笑顔よすぎか!そのあとかる〜くご飯食べて。就活の話もするけど最近あった面白いこととか話して。普通の友だちみたいな感じに。
「よく人事とかさ、人の縁とか言うやん〜。クソ胡散臭いわ〜って思ってたけどあるんやな〜。普通に就活してて友だちできるとか思わんかった(笑)ここで運使ってたらどうしよ(笑)いやや〜俺就職したい!お願い!就職したい!友だちいらんから!神様!」

そんな感じで仲良くなりつつ、志望業界は一緒だけど第一志望の企業は別になっていって、お互いに頑張ろうという流れに。弱音を吐き合って励まし合う意外とナイーブな重岡くん。
「今俺結果待ちやねん。しょーみ胃がやばい。荒れとる。もう怖くてしゃーない(笑)」弱気の重岡くん。
「え?受かっとるやろ!大丈夫やって!例年とかと比べたらあかん!体壊す!気にすんな!もう寝ろ(笑)!」励ましの重岡くん。
時は流れて最終面接の結果待ち〜という時になり、「ちょ、今電話来とったんやけどやばい、内定もらった」ってLINEが来たので思わず通話ボタン。

「え?やばない?俺春から社会人やねんけど!わー!ちょーど今電話きてん。合格です〜て、内々定です〜、やって!えーーーーー!ほんまやばいねんけど!うわーーーーー!叫びたい!叫びたい!家の周り走りたい!6周くらい!うわーーーーーまじかーーーーーいやーーーーー叫ぶしかないな。よっしゃーーーーー(ここで大毅うるさいよ!とお母さんの声入る)あやばいオカンにまだなんも言ってないわ。オカンに言わな(笑)えーほんま嬉しい。〇〇ちゃんもありがとうな(笑)何がありがとうなんやろ?〇〇ちゃんも結果すぐ来るで、しかも合格やって絶対。うん。俺が合格したこのノリ、今来てると思うで。波が来てる。乗るしかないビックウェーブきてる。やって受けたん一昨日やろ?やったらもうすぐ来るやろ。うん。電話来たらすぐ教えてな。祝うから。これでもかっちゅーボリュームで祝うから(笑)スピーカーにしといて轟かして俺の声(笑)」

合格の電話きてんけど!って連絡すると本当に爆音で祝ってくれる重岡くん。耳が死ぬ。ライバル企業になるけど俺らは仲良くしよな!で2ヶ月にいっぺんはご飯食べる仲に落ち着きます。等身大で優しい重岡くん。

 

神山くん

第一志望の集団面接で一緒になった、神山くん。私服オッケーの面接で、えっと、攻めてるよね?っていう服装。かと言って、人のこと言えた格好じゃない自分もわりと攻めた格好してきてる。あれ?うちら浮いてる...?とお互いに見合ってちょっと苦笑いする。周りに明らかに避けられている。こいつらオフィスカジュアルの概念わかってんのか?という顔される。わかってないです。個性のアピールの場かと思ってきました。博打っす。


「私服オッケーやんな?普段っていうかちょっとおしゃれ着で着てもうたけど、もしかしてこれあれかな?建前ってやつでほんまはスーツで来いってやつなんかな?」
だとしたらもううちら取り返しつかんやんと軽く笑いあう(人事の桐山さんが「うちはほんまの私服オッケーやから大丈夫やで!」とフォローしてくれる)。周りの目、割と痛いです。でも知るかい!集団面接とはいえ結局は個人プレーじゃい!目立ったもん勝ちじゃない!と心を強く持って面接に臨みます。

集団面接は人の話をつい聞きがちで、その派手な神山くんの話を特に聞いてしまう。へ〜、話す内容は攻めてないな。むしろハートフル。熱い男。大切なものは家族ですの話とか聞き入ってしまって自分の番来ること忘れそうになる。大切なものは家族、ってありきたりやって思ってたけど中身がしっかり詰められてるとこんなに染み込んでくるもんなんだ。涙腺が弱いのでちょっとグスッとくる。

そんなこんなでパンチある子だったな〜と思いつつも、次の個人面接とかでも全然会わなくて。存在を忘れかけてた頃の最終面接、ロビーで待っていると、同じグループっぽい男の子がやってきて近くに座ってくる。その間、自分はカンペをガン見。そしたら急に話しかけられる。

 

「スピーチ考えてきてる?いつ最終の連絡きた?俺考える間あんまなかってん〜」
この人緊張とかしないのかな?ってちょっとなんやねん的な気持ちになる。
「二次面接いつやった?」とか質問されて答えていくけどなんだこいつ、と思っていて、「一次さ、〇日やったやろ?」って言われてなんでわかるん?内通者?ってなってたら「あれ?覚えてない?一次一緒の子やんな?」って言われて、あーーー!となる。だってスーツだから気づかんし!私服で来いよ!あ!あの時の!ってなってたら。
「え今更気づいたん?!やからか!めっちゃ反応冷たいなって思っててん!よかった!嫌われてんのかと思った(笑)一緒やったやん!なんで忘れるん!おれ覚えてんで!(笑)派手な服着てんな思て」
それはあなたも!ってツッコミつつ場が和む。最初が一緒で最後も一緒ってありがたいね〜(?)とのんびりした会話に。

「いやほんま、集団面接んときこの子めっちゃ喋んな〜って思ったで。おれあんまり喋られへんタイプやから嫌やな〜って思って」
結構ズバズバ言ってくる神山くん。スピーチの準備した?ってカンペ覗いてみるとあんまり書いてない。
「いやなんか、カンペに書くほどでもないやないけど、なんかカンペに書かれへんかった。でもまあいけるやろって思ってる(笑)」
最終面接は個人で、グループの中で、一人ずつ呼ばれていってどんどん待機室の人数が減っていく。神山くんが最後で、二人取り残される。あと何分くらいで呼ばれる〜とソワソワしてると笑われる。

「ソワソワする気持ちめっちゃわかんねんけど笑えんねん」
なんでこの子そんな余裕?!とうとう呼ばれてたとき「頑張ってな〜また会おうな〜」って言われたけれども、また1つ前の待機場所で待つことに。そして面接呼ばれて、面接が終わると、待機場所に神山くんがいて、おもっくそ変顔される。なぜ?!!頑張って、って言うとおお、と言って消えて行きました。彼、何。
内定者集合の時に、無事に神山くんに会えてよかったな〜と言い合うほのぼの同期神山くんです。緊張すると逆に喋ってしまう、笑ってしまう、でも度胸のある神山くん。

 

藤井くん

内定者集合の会ではじめて会ったのが藤井くん。集合場所に早く着いてしまって早く誰か来てくれないかな、と思って来たのが藤井くん。えっイケメン!見るからに体育会系!で話しかけづらくて、お互いに人見知りみたいな状況になる。


「え、ここであってるよな。ここで待てばええんよな」だと思います... で会話途切れるけど、別に気まずそうな顔はしない藤井くん。あんまり気にしないタイプっぽい。
で、結局あんまり喋らなくて終わってしまったけど、先輩とのご飯会の時にたまたま近くの席になり、話してみると結構へんで面白いし、話しかければ絶対返してくれることに気づく。

「卒論の進捗?提出せなあかんくて、ウィキペディア見て書いたんやけど、教授にめっちゃ怒られた。ウィキペディアだけはだめって言われてもうてん。だめなんて知らんかったわ〜ええんかな思ってた。やから今書き直してる」

いや、それはやばい。ずっとスポーツ推薦で大学まで来てたらしい藤井くん。
初めの方話してくれないからなんか話しづらいのかと思ってた!と言うと。
「おれ人見知りやねんな〜。話しかけてくれたらもう話せるんやけど一歩目がむずいねん」

基本聞けばなんでもズバズバ言ってくれる。男子校だったらしく、そんなにイケメンやったら男からももてたやろ?みたいなこと言われても「いやもう全然もてへんくて。別にもててもええのに、もてんかったんすよ。なんかもっといかついやつがもてるみたいで」
なんかちょっと残念そう。男にはこういうやつがもてる〜とか男子校あるあるを言い始めたりして、先輩は大ウケ。でも本人面白いこと言った自覚なしで飄々と喋る。男が認める男前。なんかもう男前が当たり前すぎて、改めて自分で意識するほどでもないという感じ。

実はコミュ力高いよなと噂になる藤井くん。人への接し方全部同じだから。なのに藤井くんの話聞いてる時の女子、無意識に「うんうん(ハート)」ってなってる。話がいくらフツーのことでも。本人それを全く気にしてない。男前はちがうな〜!としみじみしてしまう男性陣。
女子は藤井くんめっちゃかっこいいよな!でも... アホよな!でもかっこいい!かっこいいもんはかっこいい!愛されキャラです、藤井くん。

 

小瀧くん

後輩小瀧くん。もう髪の毛黒染めした時点でめっちゃ弄ってくる。
「え?先輩?黒染めしてんじゃん!うわー似合わへん(笑)何が清楚系やねん(笑)えイメチェンちゃうの?あーシューカツね、いわゆるね、就職活動ね。いやでもほんま似合ってないっすよ」
大学にスーツで来たらめっちゃ弄ってくる。

「あの人誰?オフィスレディおんねんけど!えっ〇〇先輩?わーもう貫禄ありますよ。働いてらっしゃいますよね?何年めすか?って感じすけど?今から面接?がんばってくださーい」
心こもってない!!!!!でも会うたびにどんな感じなんすかー?とかたまにはオレと飲み行って憂さ晴らししましょーよーとか声かけてくれる。


「先輩いいとこ入社してオレのことコネ入社さしてくださいよー」
「オレのこと面接練習に使っていいっすよ」
「バイトの面接落ちたことないんやったら受かるんちゃいます?え落ちたことあるんすか?やったら問題やな〜」
リクルートスーツってエロいってめっちゃ言われてるらしいっすよ」
「オレも就職課に呼ばれてんすよ〜。先輩のシューカツのあとはオレか〜って思っとったらからかえんくなってきました。段々(笑)いまさら(笑)ほんま大変っすね〜」
「え今どこ受けてんすか〜。は〜。は〜。知らんわ〜(笑)やばいなオレ!企業研究せな!」

「今どこまで行ったんすか?結果待ち?いつまでに来るって?そらもう飲みに行って待ちましょ。一人でおったらなんかいろんなこと考えてまうやろうから」

って気を使って誘ってくれます。で飲んで、結構真面目に話聞いてくれたりもして、まあ基本的にはいじられて、変な励まし方もされて、受かったらなんか奢ってあげますから!とかよくわからない公約もされるし、扱いは雑なんだけど、あえて、雑にしてくれるというか。重く考えないよ〜に気を使ってくれる後輩小瀧くん。

「ゆ〜て明日電話ワンチャンあるっしょ」いやチャラいな!企業からの電話をワンチャンですます小瀧くん。
「ほんまそろそろ来ますって!やってもう面接終わったんやから何やっても結果は決まってるわけやないすか。だからこー悩んでてもなんも変わらんねやったら、気楽に構えてやったらいいんすよ。ん〜?何〜?結果〜?そんなんもあったね〜みたいな」
チャラいけど茶化してくれる後輩いいやつ小瀧くん。

 

その飲み会からしばらくして電話があったので、そういえば内定の電話きたよ、って連絡したら。
「そういえばってなんすか?いつ来たんすか?その言い方、それ結構前ちゃいます?!言うん遅くないすか?!え〜!オレあんなに励ましたのに!ほんま薄情やな!なんやねんこいつ!(笑)」
と言いつつオレのおごりで祝賀会しましょ!と言ってくれる優しい後輩小瀧くん。
「来年めっちゃ先輩に相談しますから(笑)ほんまどんな些細なことでも聞きますから覚悟しといてくださいよ(笑)」

 

 

以上です(?!!!!)就活って大体こんな感じだったよ!だし、こんな感じだったらよかったなあ!っていうのもあります、とにかくすごいポジティブに書きました。褒められまくる感じに。

なぜなら就活生のみなさんにはポジティブになってほしいので!いやだなーって思ってやる気をなくして停滞するのが一番まずいので。ほどよく息抜きしつつでいいんです。持ち駒失ったって絶望しなくて大丈夫です。ご縁はあります!どこから目線?なこと言ってるなあわたし!すいません!

就活生ファイト!!!!!